山と渓谷の会
「山と渓谷の会」秩父お花見報告
矢島 

いやーまさに春爛漫、快晴無風。
花は桜木人は武士、菊地幹事長の仁徳か参加のオヤジ共の心掛けか、何カ月も前に予定したのに満開の桜を満喫した素晴らしい一日だった。

集合時間に遅れたり(反省)、場所を間違えて発車寸前まで幹事団が汗だくで走り回るなど、どうなる事かと案じられたが、結局迷子も喧嘩口論もなかった。
秩父から先は、殆ど乗客などいない超ローカル線だが、この時期だけは各地から花見客が押し寄せる。それも同じようなスタイルの熟年グループばかり。
平日だから当然だが。券売機は1台のみ、駅員は手一杯で対応できず、かなり混乱した。
清雲寺では樹齢600年、見事なまでに満開の巨大エドヒガンしだれ桜群を堪能。
再びローカル線に揺られたあとは、予約手配済みの弁当とアルコール類を各自手にして、最後の”登り”へ。
一応、羊山と名付けられているが、秩父市内を見渡せる小高い丘の桜の下でたっぷり時間をとり待望の大宴会。
名物の芝サクラも鑑賞し、余勢をかって帰路の特急車内でも酒盛りが静かに続けられた。

山と渓谷の会員も確実に一年ごとに歳を取り、若手(と言っても皆還暦過ぎだが)の参加は少なめ。
まさに日本社会の縮図で、名称も「丘と入浴の会」になりそうだが、ボランティァ幹事に改めて敬意を表したい。
それにしても毛利庭園・ニッカ池で桜を愛でると称して、毎晩やってた頃が懐かしいねぇ!

写真:安田・菊地 文:矢島